イタリア代表のEURO23選手が確定 中盤は負傷者続出も、”イタリア版BBC”などDF陣は盤石

MF陣からミラン勢が落選 モッタに栄光の10番が託される

 イタリアサッカー連盟から欧州選手権(EURO)に臨む23名のイタリア代表メンバーが発表された。30名まで絞られていた最終候補からは、負傷したMFリッカルド・モントリーボやMFジャコモ・ボナベントゥーラといったACミラン勢が落選。一方で、ローマで華麗なる復活を果たしたMFステファン・エル・シャラウィがメンバー入りを果たし、10番はパリ・サンジェルマン(PSG)のMFチアゴ・モッタに託された。

 アントニオ・コンテ監督はイタリア国営放送「RAI」によって生中継された記者会見の席上で、「選択は済んだ。さまざまなことを考慮した上で、私にとってはこの23人がベストだ。ここから何も起こらないことを願う」と、メンバーについてコメントしている。

 今大会に臨むイタリアにおいて最大の武器になる守備陣は、リーグ5連覇を果たした絶対王者ユベントスのメンバーが中心になった。GKにはジャンルイジ・ブッフォンが当然のように名を連ね、“イタリア版BBC”と呼ばれるアンドレア・バルザーリ、レオナルド・ボヌッチ、ジョルジョ・キエッリーニの3バックも順当に選出。控えのセンターバックにも、コンテ政権時のユベントスでプレーした経験を持つアンジェロ・オグボンナ(ウェストハム)が選出された。

 イタリアが生んだ“マエストロ”であるMFアンドレア・ピルロ(ニューヨーク・シティFC)が選外になった中盤は、マルコ・ベラッティ(PSG)とクラウディオ・マルキージオ(ユベントス)がシーズン中の負傷で離脱。さらにモントリーボも負傷離脱と厳しい状況だが、ナポリのプレーメーカーであるMFジョルジーニョは最終メンバーの時点で落選。10番を背負うモッタとベテランMFダニエレ・デロッシ(ローマ)に、ゲームメークが託される。

 

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