五輪経験者の大津祐樹、53年ぶりの3位へエール 「自分たちが取れなかったメダルを…」

磐田FW大津祐樹【写真:高橋 学】
磐田FW大津祐樹【写真:高橋 学】

メダルにあと一歩届かなかったロンドン五輪を知る大津がツイッターに思いを綴る

 U-24日本代表は6日、東京五輪サッカー男子の3位決定戦でメキシコと対戦する。53年ぶりのメダル獲得を目指すなか、2012年のロンドン五輪であと一歩のベスト4に終わったFW大津祐樹(ジュビロ磐田)は、自身のツイッターで「自分たちが取れなかったメダルを取って欲しい」と思いを綴っている。

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 グループリーグを唯一の3連勝で首位通過した日本は、準々決勝でニュージーランドを延長PK戦の末に勝利。3日に行われたベスト4では強豪スペインと延長戦にもつれる激闘を演じたが、試合終盤にFWマルコ・アセンシオにスーパーゴールを決められ、0-1で敗れた。

 自国開催の五輪で金メダルを獲得する夢は潰えたが、1968年のメキシコ五輪以来となるメダル獲得の可能性は残されている。6日には、グループリーグでも対戦(2-1)したメキシコと銅メダルを懸けて対戦するなか、ロンドン五輪を経験している大津はツイッターで胸中を明かしている。

「あれから9年。人生のすべてが終わったかのような悔しさ。今までのサッカー人生の中でも1番であろう悔しさを経験した。そして、あの頃共に闘った麻也くんと宏樹がピッチに立って闘ってる。一昨日も素晴らしい試合を見せてくれた。最後に自分たちが取れなかったメダルを取って欲しい。心から応援しています」

 ロンドン五輪では、グループリーグ初戦で大津が決勝点を挙げて白星スタートを切った。グループリーグ首位で決勝トーナメントに進出し、ベスト8でエジプトを3-0で破ったが、準決勝でメキシコに1-3で敗退。3位決定戦でも韓国に0-2で屈し、銅メダルを逃して悔しさに暮れた。

 当時、大会に出場したDF酒井宏樹(浦和レッズ)、オーバーエイジ(OA)枠で参戦していたDF吉田麻也(サンプドリア)は、今回もOA枠で主力として五輪の舞台に立っている。大津はハッシュタグで、「#麻也くん宏樹よろしくお願いします」「#そして相手はメキシコ」「#神様のイタズラかと思うよ」と綴り、思いを託していた。

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