“放出候補”のレアルFW、新シーズンへ残留希望 在籍2シーズンで“50億超”価値下落
セルビア代表FWヨビッチ、アンチェロッティ体制下でアピール機会を要求
2021-22シーズンの開幕に向けて、カルロ・アンチェロッティ監督の下で始動しているレアル・マドリード。昨シーズン、フランクフルトに期限付き移籍していたセルビア代表FWルカ・ヨビッチは、クラブに残って自身の価値をアピールしたいと考えているようだ。スペイン紙「マルカ」は、ヨビッチについてレアルに残れる可能性があることを指摘した一方で、日本代表MF久保建英については「残留が不可能」と報じた。
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19年にバルセロナ、チェルシー、バイエルンとの競合の末、レアルが獲得したヨビッチだが、18-19シーズンに公式戦27得点を挙げたフランクフルト時代の輝きを見せることができなかった。それもそのはずで、フランス代表FWカリム・ベンゼマという絶対的エースの存在もあり、出場機会は限られていたからだ。
レアルは、獲得時の6000万ユーロ(約78億円)から2年間で2000万ユーロ(26億円)まで価値を下げたヨビッチを放出して、フランス代表FWキリアン・ムバッペの獲得の資金に充てたい考えだという。
しかし、ヨビッチ自身はクラブに残りたい意向が強く、アンチェロッティ新監督にアピールする時間を要求しているようだ。レアルでの2シーズンで32試合、1014分しかプレーしていないヨビッチだが、より長い出場時間を求めているという。
記事によれば「レアルは、いかなる選手に対しても強引に追い出すことはしない」としているが、現在抱えている27名の選手を登録可能な25名まで減らす必要性を指摘している。そのなかで、「一枠は久保で空くことになる。パスポートの問題で、残留することは不可能だ」と、現在、U-24日本代表の一員として東京五輪に出場している久保が21-22シーズンもレアルの登録メンバーから外れることを既定路線として報じた。
ヨビッチには、8日に行われるACミランとの親善試合でアピールするチャンスが与えられる一方、クラブを離れている久保は、アンチェロッティ新監督の目の前でアピールすることもできない。レアル・ソシエダやマジョルカへのレンタル移籍が報じられている久保の去就を含め、レアルがどのような陣容で新シーズンを戦うことになるか注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)