フランス代表MFポグバ、マンUの一員として開幕も…今夏中の退団が既定路線と英紙報道
獲得を目指しているとされるPSGのファンは、フランス代表MFの加入を歓迎せず
イングランド1部プレミアリーグは現地時間8月13日に開幕を迎え、マンチェスター・ユナイテッドは翌14日にリーズ・ユナイテッドと対戦する。新シーズンに向けて準備を進めているユナイテッドだが、契約満了まで残り11カ月となっているフランス代表MFポール・ポグバが赤い悪魔の一員としてシーズンを戦い切る可能性は低いようだ。英紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。
2012年に移籍金ゼロでマンチェスター・ユナイテッドからイタリアのユベントスへ移籍したポグバは、イタリアで世界有数のMFへと成長した。ユナイテッドは4年後、当時の世界最高額となる移籍金8900万ポンド(約136億円)を支払い、ポグバを買い戻している。
この時に結んだ5年プラス1年間の延長オプション付きの契約が今季限りで満了を迎えるポグバに対し、ユナイテッドは総額5000万ポンド(約77億円)の契約延長オファーを提示。しかし、より良いオファーを引き出すためか、ポグバ側はこの提示を拒否したとされている。この動きによってユナイテッドは、移籍金の発生するうちに、ポグバを放出する考えを固めたようだ。
現在、ポグバの獲得にはフランスのパリ・サンジェルマン(PSG)が最も強い関心を持っているとされている。記事では、「PSGは今週末にリーグ・アンの開幕を控えており、来週はユナイテッドがシーズン開幕を迎える。そのため、移籍交渉はシーズン開幕後の移籍市場が閉まるまでに行われる見込みだ」と、シーズンがスタートしてから決着する可能性を報じた。
ただし、PSG加入については、ファンが反対の意思を示している。ポグバの移籍報道があった際には、本拠地に「ポグバ、キミは母親の言うことを聞くべきだ。彼女はここにいるキミを見たくない。それは我々も同じだ」と、ポグバの母がライバルのマルセイユのファンであることを引き合いに、横断幕を提示して加入を拒否する姿勢を示した。
超高額となるポグバの移籍金と年俸を支払えるクラブは、世界中でも限られている。PSGへの移籍が最有力とされる去就だが、今後どのような進展を見せるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)