ボーフム浅野、右ウイングの“一番手”浮上 先発争いで「優勢」と独メディア指摘
プレシーズンマッチで好プレー、ボーフムの右サイドを巡るレギュラー争いに現地注目
6月にセルビア1部パルチザン(セルビア)からドイツ1部ボーフムに移籍した日本代表FW浅野琢磨について、ドイツメディアはボーフムで右ウイングのレギュラーポジションを掴みつつあると報じている。
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4-3-3システムを採用しているボーフムの右ウイングは、本来であれば昨季ブンデスリーガ2部で22試合出場4ゴール4アシストをマークしたMFダニー・ブルームが絶対的なレギュラーに君臨。しかし同選手は、昨季終盤に負ったふくらはぎの怪我からの復帰が予定よりも遅れ、今月に入ってようやくチーム練習に合流した。
そのため、ドイツ紙「Reviersport」は、「ブルームの怪我によって新加入のアサノとアントウィ・アジェイが右サイドのレギュラーポジションを争っている」と、ボーフムの右サイドを巡るレギュラー争いの現状を紹介。そのうえで「もしもトーマス・ライス監督がプレシーズンマッチでの2人の印象に目を向けるのであれば、この競争はアサノが優勢だろう」と指摘している。
浅野は7月29日に行われたフィテッセ(オランダ)とのテストマッチで途中出場。先発の座をアジェイに譲ったものの、後半21分に投入されると同31分に同点ゴールを決めて結果を残し、さらにその2日後のユトレヒト(オランダ)戦ではスタメンで起用された。
こうした事実を踏まえ、「Reviersport」紙は「ブルームはプレシーズンマッチでプレーしておらず、8月になってようやくチーム練習に参加した。このことは、アサノがレギュラーポジションを掴むだろうということを濃厚に示唆している」とも報じている。
現状では右ウイングの一番手の位置につけている浅野だが、チーム練習に復帰したブルームのコンディションが上がってくれば、控えに回る可能性もあるため、その地位は盤石とは言えない。ブルームが戻って来る前のシーズン序盤でどれだけ結果を残してアピールできるか。それが浅野の今季を大きく左右することになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)