「アジア初の挑戦は失敗」 日本、強豪スペイン相手に惜敗で韓国メディア反応

U-24日本代表はスペインに0-1で敗れた【写真:Getty Images】
U-24日本代表はスペインに0-1で敗れた【写真:Getty Images】

準決勝でスペインに延長戦の末に0-1と惜敗し、メキシコとの3位決定戦へ

 U-24日本代表は3日、東京五輪サッカー男子の準決勝でスペイン代表と対戦し、延長後半10分に献上した決勝点により0-1で敗れた。強豪スペインに健闘を見せたなか、韓国メディアは「3位決定戦行きとなった日本が自画自賛」と伝えている。

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 準々決勝でニュージーランド代表をPK戦の末に下し、2大会ぶり3回目のベスト4進出を果たした日本は、立ち上がりからボールポゼッションで優位に立ったスペインを前に、カウンターからチャンスを窺う形で試合を展開。自陣に押し込まれる時間が長く、思うように攻めに転じられないまま0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半も流れは変わらず、スペインに押されながらも粘りの守備で耐え、スコアレスのまま延長戦へ突入。MF久保建英、MF堂安律をベンチに下げワンチャンスを狙ったが、延長後半10分、ペナルティーエリア内から最後はFWマルコ・アセンシオに鮮やかな一撃を叩き込まれ先制を許した。

 後がなくなった日本は、セットプレーのチャンスで守護神のGK谷晃生も前線に上がり同点ゴールを狙ったが、スペインにそのまま逃げ切られ0-1で敗戦。1968年メキシコ五輪以来、53年ぶりとなる銅メダル獲得に向け、メキシコとの3位決定戦(6日)へ回ることになった。

 ボール支配率は39%対61%、シュート数9対18など押し込まれたとはいえ、最後までスペインを苦しめたのは事実だろう。そのなかで韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は「3位決定戦行きとなった日本が自画自賛」と切り出し、日本国内の報道に着目している。

「敗れはしたが、日本メディアはよく戦ったという反応だ。日本は何度も攻撃に耐えたが、一回のカウンターの機会を生かせなかった。技術と細かい能力の差が大きな結果をもたらした」

 また、韓国のスポーツニュース総合サイト「SPOTVニュース」も「開催国の日本はアジア史上初の五輪決勝進出に挑戦したが、失敗した」と報じている。

 金メダル獲得を目指しながらも、途中で夢潰えた日本と韓国。失意の大会を、今後の成長にどのようにつなげていくかも重要になりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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