ルカクの希望は古巣復帰? チェルシーが3度目のオファーへ「インテルは対抗が難しい」
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欧州王者のチェルシーで「自分の真価を示したいと考えている」模様
チェルシーは今夏、新たなストライカーの補強に動いている。ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドの獲得が困難と認識したクラブは、インテルのベルギー代表FWロメル・ルカクを次のターゲットとしたようだ。すでに2度のオファーが断られたとされるなか、英紙「ザ・サン」はルカク自身も、かつて所属したチェルシーへの再加入を望んでいると報じている。
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ルカクは18歳だった2011年にもチェルシーに在籍していたが、プレミアリーグ8試合に出場にとどまり、結果を残すことはできなかった。その後、期限付き移籍を繰り返して2014年には2800万ポンド(約43億円)の移籍金を残してエバートンへ放出されている。
しかし、エバートン移籍以降は世界的ストライカーに成長。昨シーズンはインテルの11シーズンぶりとなるセリエA優勝に大きく貢献した。もともとチェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏はルカクを気に入っており、再獲得を強く希望している。
すでにチェルシーは、インテルに対して2度のオファーを提示。記事によると、2度目のオファーは、「DFマルコス・アロンソを含めた8500万ポンド(約129億円)」のものだったという。インテルは最低でも1億ポンド(約152億円)を要求しているとされ、週末にもチェルシーは3度目のオファーを送る見通しのようだ。
「ルカクは西ロンドンのクラブで、自分の真価を示したいと考えている。ヨーロッパで最強の座を争うクラブへ移籍できる最後のチャンスになる可能性があることを理解しているが、同時に自身を新たなレベルに引き上げて、この2シーズンで大きな成功を収めたイタリアのクラブからの退団を強行することはないだろう。それでも、チェルシーからのオファーが届けば、インテルが対抗するのは難しい」
昨シーズン、セリエAを制したインテルだが、アントニオ・コンテ監督が退任し、中心選手だったモロッコ代表DFアクラフ・ハキミもパリ・サンジェルマンへ移籍した。ルカクも抜けることになれば、大きな戦力ダウンになるが、ベルギー代表のストライカーはトーマス・トゥヘル監督の率いるチェルシーに加わることとなるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)