スペイン監督、激闘・日本のポテンシャルに賛辞 「しっかりとしたメカニズムがある」

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督【写真:AP】
スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督【写真:AP】

デ・ラ・フエンテ監督は親善試合を含め2回対戦した日本を評価「とても良くなってる」

 U-24日本代表は3日、東京五輪サッカー男子の準決勝で強豪スペインと対戦。90分間で決着がつかず、延長戦に突入したなか、同後半10分に相手FWマルコ・アセンシオの決勝ゴールを被弾し、0-1で敗れた。スペインのルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、日本について「ここ数年とても良くなっている」と飛躍を評価している。スペイン紙「マルカ」が報じた。

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スペインはボールポゼッションで優位に立ち、日本を押し込む展開。前半39分にはスペインFWラファ・ミルが抜け出すも、GK谷晃生の好セーブに阻まれて0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半10分、MFミケル・メリノが敵陣ペナルティーエリア内で吉田麻也に倒されたとして、主審がPKを宣告。吉田には警告も出されたが、主審はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の進言を受けたうえで、オンフィールドレビューで確認し、一度宣告したPKと吉田への警告が取り消しになった。

 試合はスコアレスのまま延長戦へ突入。久保建英、堂安律をベンチに下げてワンチャンスを狙った日本に対し、スペインは延長後半10分、ペナルティーエリア内から最後は途中出場のアセンシオが鮮やかな左足シュートを叩き込み、これが決勝点となった。

 東京五輪直前の7月17日にもノエビアスタジアム神戸で行われたキリンチャレンジカップで日本と対戦(1-1)しているスペインのデ・ラ・フエンテ監督は、試合後に日本のポテンシャルを認めるコメントを残している。

「私から見て(日本は)とてもポテンシャルがあり、しっかりと働くチームで、ここ数年とても良くなっている。しっかりとしたメカニズムとともにやっていて、すでにかなりの名声を得ている」

 前回対戦時のスペインは来日したばかりで調子も上がっていなかったが、今回は大会で試合を重ねて本来の姿に近づいており、日本の戦いもより印象に残ったようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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