「最後はメダリストになりたい」 主将DF吉田麻也、メキシコとの3決へ”必勝”宣言

U-24日本代表キャプテンを務める吉田麻也【写真:AP】
U-24日本代表キャプテンを務める吉田麻也【写真:AP】

スペインとの死闘の末に0-1惜敗、吉田は次戦へ気持ち新た「勝つしかない」

 U-24日本代表は3日、東京五輪サッカー男子の準決勝でスペイン代表と対戦し、延長後半10分に喫した決勝点により、0-1で惜敗。試合後、主将DF吉田麻也は「最後はメダリストになりたい」と、3位決定戦での必勝を誓った。

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 準々決勝でニュージーランド代表をPK戦の末に下し、2大会ぶり3回目のベスト4進出を果たした日本は、立ち上がりからボールポゼッションで優位に立ったスペインを前に、カウンターからチャンスを窺う形で試合を展開。自陣に押し込まれる時間が長く、前半39分にはスペインFWラファ・ミルに抜け出されピンチを迎えるも、GK谷晃生が好セーブを見せて0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半も流れは変わらないなか後半10分、自陣ペナルティーエリア内で吉田がMFミケル・メリノを倒したとして、主審がPKを宣告。吉田には警告も出されたが、スロー映像を見る限り、吉田が先にボールに触れた上で、メリノが吉田の足を蹴って倒れた形になっていたため、主審はVARの進言を受けた上で、オンフィールドレビューで確認。一度宣告したPKと吉田への警告が取り消しになった。

 その後も、スペインに押されながらも粘りの守備で耐え、スコアレスのまま延長戦へ突入。久保、堂安をベンチに下げワンチャンスを狙ったが、延長後半10分、ペナルティーエリア内から最後はFWマルコ・アセンシオに鮮やかな一撃を叩き込まれ先制を許す。

 後がなくなった日本は、ラストプレーでGK谷晃生も前線に上がり同点ゴールを狙ったがスペインに逃げ切られ0-1で敗戦。1968年メキシコ五輪以来、53年ぶりとなる銅メダル獲得に向け、メキシコとの3位決定戦(6日)へ回ることになった。

 120分間、最終ラインを支えた吉田は、試合後のフラッシュインタビューで「次に勝つしかない」と力強くコメント。3位決定戦で戦うメキシコとはグループリーグ第2戦でも対戦し、2-1で勝利した相手となる。リベンジを期す難敵との対戦となるが「相手も延長を戦っていますし、ここまで来たら気持ちの問題だと思うので、あまり精神面を話すのは好きじゃないけど、メダルを取りたい気持ちが強い方が勝つと思う。2日間、良いリカバリーをして、最後はメダリストになりたい」と、なりふり構わず勝利を目指すことを誓った。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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