トッテナムFWケイン、またも練習欠席 2日連続の退団“匂わせ”行動で移籍要求か
合流予定だった2日に続き、3日の練習にも姿を現さず
マンチェスター・シティへの移籍が報じられているトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインは、チームに合流する予定だった2日に続き、3日の練習にも姿を現さなかったようだ。英紙「ガーディアン」が報じている。
欧州選手権(EURO)に出場したケインは、オフを終えて2日の練習からチームに合流する予定だったが姿を見せず、クラブは罰金処分を科すことを決定している。しかし、この決定を受けてもケインは翌日の練習にも参加しなかった。クラブはケインが週末には戻ってくると見ているが、退団を求めているのは明らかとなっている。
記事では「ケインはスパーズに対して、昨シーズン終了前に移籍を希望する旨を伝えており、今夏の移籍について紳士的合意があったと考えているという。しかし、トッテナムのダニエル・レヴィ会長は違う考えを持っており、売却に応じるつもりはない」と綴られ、ケインとクラブ側に温度差が生じていることを指摘している。
ケインはトッテナムとの契約が3年残っている。そのため、トッテナムはシティから1億ポンド(約153億円)のオファーを受けたが、レヴィ会長は金額が不十分として、このオファーを断った。シティはケイン獲得に向けて1億6000万ポンド(約243億円)の移籍金を用意していると一部で報じられたが、このような金額は支払わないと声明を発表している。
トッテナムは、アタランタのアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロを5000万ユーロ(約65億円)で獲得しようと試みている。レヴィ会長はケインを引き留めるために、戦力アップをしていることをアピールし、ケインの父であるパット氏と兄のチャーリー氏との交渉に臨む見込みのようだ。
ケインは新型コロナウイルスの検査とフィジカルチェックを、月曜日に行う予定だった。そして、火曜日からは全体練習に合流することとなっていたが、ヌノ・エスピリト・サント新監督にとっては、キャプテンであり、エースが不在の状況でプレシーズンを迎えることとなってしまった。
(FOOTBALL ZONE編集部)