金メダルの夢消滅から一夜 米女子代表FWラピノーが決意の投稿「がっかりした。でも…」
準決勝でカナダに敗れ、3位決定戦に回ることに
アメリカは2日に行われた東京五輪サッカー女子の準決勝でカナダに0-1で敗れ、金メダルの夢は潰えた。過去4度の金メダル獲得を誇る”絶対女王”らしさは影を潜め、敗戦で失意に暮れるなか、FWミーガン・ラピノーはインスタグラムで「がっかりした。でも、気合を入れ直そう」と前を向いている。
2大会ぶりの金メダル獲得を目指したアメリカは、グループリーグ初戦のスウェーデン戦(0-3)でいきなり完敗を喫して44試合続いていた無敗記録が途絶えると、ニュージーランドとの第2戦こそ6-1で圧勝したものの、続くオーストラリア戦はスコアレスドロー。準々決勝のオランダ戦も、2-2からのPK戦(4-2)でなんとか勝ち上がった。
カシマスタジアムで行われたカナダとの準決勝も、立ち上がりから押し気味に試合を進めたが、相手の組織的な守りを崩せず。後半15分に3枚替えで、ラピノーやFWカーリー・ロイドをピッチに投入するも流れは変えられず、逆に同29分にペナルティーエリア内での接触プレーがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入によりファウルと判定されてPKを献上。これをカナダMFジェシー・フレミングに決められ先制を許した。
その後も攻撃を仕掛けるアメリカだったが、同41分にロイドが放ったヘディングシュートもクロスバーを直撃。最後までゴールネットを揺らせずに0-1で敗れ、5回目の金メダル獲得への挑戦の夢が破れた。
アメリカ女子代表の公式インスタグラムは試合後、「我々が望んでいた結果ではないが、まだ終わっていない。木曜日(8月5日の3位決定戦)にまだメダルを獲得できる」と綴り、選手・スタッフ全員がピッチ上で肩を組んで輪になったチームショットを公開していたが、ラピノーはインスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)に決意のメッセージを投稿している。
「がっかりした。でも、気合いを入れ直そう。銅メダルのためにすべてを懸ける」
アメリカは5日、3位決定戦でオーストラリアと対戦する。