五輪ベスト4 日本対スペイン、神戸MFサンペールが挙げた勝負のキーポイントは?
19年から神戸でプレーするスペイン人MFサンペールとロドリゲス監督がが準決勝を予想
U-24日本代表は、東京五輪サッカー男子の準決勝でU-24スペイン代表と対戦する。大会前の親善試合でも対戦(1-1)した強豪だが、ヴィッセル神戸に所属するスペイン人MFセルジ・サンペールは、「日本がプレッシャーに耐えられるかどうか」とポイントを挙げている。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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グループリーグを3連勝でA組首位通過を果たした日本は、ベスト8でニュージーランドと対戦。90分、延長前後半30分では決着がつかず、PK戦にもつれたなか、GK谷晃生のシュートストップもあり、PKスコア4-2で熱戦を制した。
ベスト4(埼玉スタジアム/20時キックオフ)で対戦するのは、オーバーエイジ枠参戦のFWマルコ・アセンシオ、18歳のMFペドリ、準々決勝のコートジボワール戦(5-2)でハットトリックを決めたFWラファ・ミルらを擁するスペインだ。2019年3月にバルセロナとの契約を解除し、J1リーグの神戸へ移籍したサンペールが「マルカ」紙のインタビューで両国の対戦を予想している。
「(日本が)どう戦うか見てみたい。彼らがプレッシャーに耐えられるかどうか、彼ら(日本人選手)はテクニックに優れ、ボールを持ってプレーするだけのレベルの高さがあるけど、後方で守るかどうかは分からない。なぜならこういうタイプでプレーすることに慣れていないからだ。ヨシダ(吉田麻也)、サカイ(酒井宏樹)、エンドウ(遠藤航)という3人のベテランは良いプレーを見せているから、ゴールを奪うのはとても難しい。問題は、彼らはズル賢さがないプレーで勝負するということだと思う」
さらに、サンペールは攻撃面のキーマンにMF久保建英とMF堂安律の名前を挙げている。
「攻撃ではクボを自由にするための4-2-3-1で、サイドバックがセンターMFの位置に入る。僕の予想では(MFマルティン・)スビメンディがこれに対応して、中でプレーすると予想している。(クボが)ドウアンと連携するとスペインは問題を抱えるだろう」
一方、2017年に日本に渡り、徳島ヴォルティスで4年間指揮を解き、今年から浦和レッズを率いているスペイン人のリカルド・ロドリゲス監督は「日本はマエダ(前田大然)とともに縦へ向かって行く動きを模索すると思う。スペインからボールを奪うことができないだろうし、もっとダイレクトなプレーでスペースを狙いスペインを驚かせることになるかもしれない。日本はボールを持つのに苦労するだろう」と予測していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)