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スウェーデン女子FW、日本で流した”歓喜の涙”に海外感動 「あなたは金に値する」
アスラニが準決勝後のインタビュー中に思わず涙、胸を打つシーンが反響
東京五輪女子サッカーの準決勝が2日に行われ、スウェーデンはオーストラリアを1-0で下し、カナダとの決勝戦へ駒を進めた。チームの主軸として活躍してきたFWコソヴァレ・アスラニは、試合後のインタビューで思わず涙を流し、母国メディアもそのシーンに熱視線を注いでいる。
2008年にA代表デビューを果たして以来、長年にわたってスウェーデン女子代表で活躍してきたアスラニは、12年ロンドン五輪に出場すると、16年リオデジャネイロ五輪では銀メダル獲得に貢献。19年に開催されたフランス女子ワールドカップでは3ゴールを奪い、チームを3位に導いた。またクラブでは、これまでパリ・サンジェルマンやマンチェスター・シティなどを渡り歩き、現在はスペイン女子1部リーグのレアル・マドリードでプレー。名門の“顔”として活躍している。
東京五輪での活躍にも期待が懸かるなか、今大会ではここまでの全5試合に出場し、日本との準々決勝(3-1)でPKにより1ゴールをマーク。オーストラリアとの準決勝ではゴールこそ奪えなかったものの、史上初となる金メダル獲得のチャンスを手にしたことで、胸が熱くなったようだ。
スウェーデンのスポーツ雑誌「Sportbladet」は「勝利の後、涙を流したアズラーニ」と見出しを打ち、試合後のインタビュー中にアスラニが涙を流したことに注目。記事では喜びのコメント内容が紹介されるとともにインタビュー中の動画も公開されており、マイクに向かって質問に答えていくなかでアスラニは感極まって涙し、ユニフォームで拭いながら後ろに顔を背けてしまう姿も見せた。
「普段は泣く人間ではない」とインタビュー中に明かしていたアスラニ。その涙には様々な思いが詰まっていることを窺わせ、ファンもその姿に胸を打たれたようだ。「Sportbladet」の公式ツイッターには「彼女にメダルをあげてほしい」「あなたは金に値する」といった感動の声が寄せられ、日本で流した”歓喜の涙”が反響を呼んでいた。