「感動のプレゼント」 ブラジル五輪代表DF、神戸ユニフォーム着用姿に海外注目
D・アウベス、バルサ時代に共闘したイニエスタのサイン入りユニフォームを公開
元バルセロナのベテランDFダニエウ・アウベス(サンパウロ)は、東京五輪男子サッカーのブラジル代表の一員として同大会に参戦中だ。オーバーエイジ(OA)枠の1人としてチームを支えているなか、バルサ時代のチームメイトである元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)からのプレゼントを手に入れたことをSNSで報告し、海外メディアも「イニエスタが贈った感動のプレゼント」と注目している。
38歳のアウベスは、これまでバルセロナ、ユベントス、パリ・サンジェルマンなどの欧州強豪クラブを渡り歩き、数々のタイトルを獲得。そうした経験値に期待が懸けられ、五輪での連覇を目指すブラジルのOA枠として選ばれると、ここまで全4試合に出場し、4強進出に貢献している。
3日にはメキシコ代表との準決勝を控えているなか、アウベスはインスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)内で、バルサ時代の盟友・イニエスタからユニフォームをプレゼントされたことを報告。2人は2008年から16年までバルサで共闘しており、アウベスが五輪代表の一員として来日したのを機に、両者がコンタクトを取ったようだ。
ストーリー内で公開された写真でアウベスは、イニエスタがJリーグの試合で身に纏っているヴィッセル神戸のユニフォームを着用しており、この姿にスペイン紙「AS」のエンタメサイト「Tikitakas」が注目。「イニエスタが東京での活動を応援するためにダニ・アウベスに贈った感動のプレゼント」と見出しを打ち、「二人の関係は今でもとても特別なもので、イニエスタは、東京オリンピックに参加している友人をサポートしたいと考えていたようだ」と綴っている。
写真に添えられたメッセージには「特別な贈り物をありがとう、私の兄弟。愛してるよ」と、イニエスタに向けて綴られており、「AS」紙によると、背番号の部分にはイニエスタからのメッセージとサインが記されているという。現在はそれぞれの所属クラブで現役キャリアを続けている両者だが、今でも固い友情で結ばれているようだ。