モウリーニョがマンU黄金期の名DF入閣を希望 “勝者の哲学”復活へギグス残留も要請か
クラブ改革に向けてファーディナンド氏のコーチ就任を望む
来季マンチェスター・ユナイテッドの新監督に就任することが発表されたジョゼ・モウリーニョ氏が、コーチングスタッフとして元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏の入閣を希望しているという。英紙「デイリー・メール」が報じている。
現在、新チームにはモウリーニョ氏の側近であるルイ・ファリア氏とシルビーノ・ロウロ氏の入閣が決まっているという。しかし、モウリーニョ氏はそこにファーディナンド氏を、クラブ改革のための重要人物として迎え入れたい意向を伝えているという。
それは同時に、前任のルイス・ファン・ハール氏の時代にアシスタントコーチを務め、ファン・ハール政権以後の長期政権を予定していたとされるクラブOBのライアン・ギグス氏の立場が不安定になることを意味しているが、“スペシャル・ワン”はギグス氏もチームに残ることを望んでいるという。クラブ内の事情をよく知るギグス氏には、トップチームとU-21チームの間に入る潤滑油としての役割を期待しているという。
その一方で、ファーディナンド氏には家族の問題が存在するという。昨年、ガンとの闘病生活の末に妻を失ったファーディナンド氏は、3人の子どもを育てなければならない状況にある。彼らとの生活の拠点を、再びマンチェスターに移すかどうかの決断が迫られるとしている。
果たしてクラブOBとして、外から愛のある厳しい意見を発してきたかつての名DFは、モウリーニョ氏とともに再びユナイテッドの一員として戦うことになるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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