古橋加入のセルティックが危機? ポステコグルー監督就任も「機能不全」と英紙指摘
CL予選敗退に続きリーグ開幕戦で24年ぶり黒星、指揮官にとっては厳しい船出に
日本代表FW古橋亨梧が新加入し、前横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督が指揮を執るセルティックが近年稀に見る不振に陥っている。英紙「ガーディアン」は、スコットランドの名門が「機能不全」に陥っていると報じた。
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昨シーズン、宿敵レンジャーズにタイトルを奪われ、国内リーグの連覇が「9」でストップしたセルティック。今季からポステコグルー新監督を迎えたが、UEFAチャンピオンズリーグ予選でデンマークのミッティランに敗れて、4年連続本戦出場を逃すなど競争力が失われつつある。
さらに7月31日の2021-22シーズン開幕戦でもハーツに1-2で敗戦。リーグ優勝51回を誇る名門にとって、開幕黒星スタートは1997年以来24年ぶりの出来事となった。
英紙「ガーディアン」は「セルティックの機能不全はクラブが完全に道を失っていることを示している」との見出しを打ち、社交的な性格ではないポステコグルー監督は現状について静かに思い悩んでいると伝えた。
ポステコグルー監督は就任直後からクラブに対してさらなる補強を求めているが、それらも実現していない。記事では「セルティックの人材不足はあらためて強調するほどのことではない」とタレント不足が明らかであることが指摘されており、「攻撃は臆病で、守備は笑ってしまうほどに貧弱」と酷評されている。それらすべてがポステコグルー監督の責任ではないと擁護もされているが、日本からスコットランドへ渡ったオーストラリア人指揮官にとっては厳しい船出となっている。
チームに合流したばかりで開幕戦は途中出場だった古橋にも懸かる期待は大きくなりそうだ。26歳の日本代表FWは、“機能不全”に陥っているチームの潤滑油となることはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)