“世界最速の右SB”がEURO逆転参戦か 3連覇狙うスペイン代表監督がメンバー入りを示唆

40メートル走4秒41のベジェリン 負傷したカルバハルの代役候補に浮上

 アーセナルの”世界最速”右サイドバックが、6月の欧州選手権(EURO)にスペイン代表の一員として逆転参戦する可能性が浮上している。

 今季PFA(プレミアリーグ選手協会)選出のベストイレブンに選出された21歳のDFエクトル・ベジェリンは、29日のボスニア・ヘルツェゴビナとの親善試合でスペイン代表の一員としてフル出場を果たした。3-1の勝利に貢献した若武者は、前日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、レアル・マドリードの右サイドバックを務めるDFダニエル・カルバハルが故障離脱したことから、登録メンバー23人に抜擢される可能性が高まっている。

 地元紙「AS」によると、ビセンテ・デル・ボスケ監督はボスニア戦後にこう語っている。

「私は何選手かの怪我の状況を待っている。結果が良好であることを祈っている。23人の最終メンバー発表まで2日ある。ドクターからの返答を待っているが、ベジェリンはチームに留まる」

 CL決勝の舞台で負傷後、号泣しながらピッチを去ったカルバハルの代わりに、ベジェリンが加わる可能性を指揮官は認めた。今季アーセナルで大ブレークしたベジェリンは、アーセナル史上最速の40メートル走4秒41を記録。レジェンドFWティエリ・アンリ、韋駄天FWセオ・ウォルコットの記録を凌ぎ、陸上男子100メートル王者ウサイン・ボルトが9秒58という世界記録を樹立した際の40メートルのラップタイムよりも速かったために、「世界最速のサイドバック」という称号を手にした。

 

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