“プレミア得点王”ケイン、マンC移籍を会長に直訴へ 英紙「トッテナムは戦いに敗れた」
マンC移籍を熱望、週明けにレヴィ会長と会談と英紙報道
トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインはマンチェスター・シティへの移籍が噂されているが、週明けにもクラブのダニエル・レヴィ会長に直接移籍希望を伝えると、英紙「デイリー・テレグラフ」が報じた。28歳のストライカーは同胞MFジャック・グリーリッシュ(アストン・ビラ)に続いて、プレミア王者の一員となることを熱望しているようだ。
プレミアリーグで昨季を含めて3度の得点王に輝くなど、トッテナム不動のエースとしてキャリアを積んできたケイン。しかし、クラブタイトルには縁がなく、今夏の移籍市場ではより競争力のあるクラブへの移籍を望んでいると報じられてきた。そこで点取り屋の補強を目論み、かつ資金力にも優れた王者マンチェスター・シティが獲得に名乗りを上げている。
ケインはまだ欧州選手権(EURO)後の休暇中だが、月曜日(8月2日)には新型コロナの検査を受けるためにトッテナムに合流する。さらにその後にレヴィ会長と会談を行う予定があり、そこで今夏に退団の意思があることを伝えるのだという。
シティはアストン・ビラの主将、イングランド代表MFグリーリッシュ獲得に1億ポンド(約153億円)の金額でオファーしており、これも近く合意する見通し。ケインはイングランド代表としてともにEUROを戦ったグリーリッシュに続いて、自身もシティへ移籍することを望んでいるようだ。
英紙「デイリー・メール」も「トッテナムはなんとしてもケインを引き留めたいが、バトルに敗れた」「ダニエル・レヴィが握っていたハリー・ケインへの支配力も徐々に失われつつある」とし、ケインのシティ移籍が現実味を帯びている様子を報じている。
トッテナムでワールドクラスの選手へと成長を遂げたケイン。待ち望んだステップアップの移籍は実現するのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)