故障者続出のマン・Uのセンターバック ファン・ハール監督はユースチームから抜てきか!?

健全なセンターバックは一人

 マンチェスター・ユナイテッド(マン・U)のルイス・ファン・ハール監督が27日、ウェストハム戦を控えた記者会見で、負傷していないセンターバックがわずか1人しかいないと嘆いた。英国営放送「BBC」が「マン・Uのルイス・ファン・ハール監督は“健康なセンターバックがたった1人しかない”」と報じた。
 指揮官は、今季公式戦わずか1勝のチームに直面した、容易ならざる事態をこう語った。
「私の右のセンターバックの3人はすべて欠場する。だから、ユースシステムに目を向けるしかない」
 今季新加入のアルゼンチン代表DFマルコス・ロホはコンディションを維持しているが、クリス・スモーリング、フィル・ジョーンズ、ジョニー・エバンズはいずれも負傷離脱中。タイラー・ブラケットは出場停止となっている。マン・Uは今夏の移籍市場で1億5000万ポンドの巨額の資金を投じたが、開幕前から懸案事項と言われていたセンターバックの補強には踏み切らず。前線のワールドクラスのタレントを次々に獲得した。追い打ちを掛けるように、センターバックに故障者続出し、試練を迎えることになった。
 ボランチ起用されている新加入MFダリー・ブリントやダレン・フレッチャーを最終ラインにコンバートする選択肢もあるが、ファン・ハール監督は若手に賭けるつもりだ。
「彼らは試合に対するハングリーさを持っている。マンチェスター・ユナイテッドのユースシステムはタレントを輩出できる確かなレベルにある」
 DFラインの命運を、オランダ人指揮官はユースチーム主将の21歳のトム・ソープか、19歳のパディー・マクネアに託す可能性が高まっているという。左サイドバックで起用されていたロホをセンターバックにシフトすることも濃厚だ。

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