「風格がある」「次元が違う」 “殊勲”の吉田麻也、元日本代表DFが安定感を絶賛

ニュージーランドの大型FWウッドにも互角に渡り合った点を評価
栗原氏は、ダークホース的存在だったニュージーランドについて、「日本は今日、ニュージーランドの守備を崩し切る回数が、予選リーグの直近2試合に比べると少なかった。日本の攻撃が悪いと言うよりも、最後の水際でニュージーランドが体を張って守っていた」と集中力を保っていた相手の力を認めつつ、チームを牽引した吉田を高く評価する。
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「ニュージーランドの(1トップFWクリス・)ウッドは、(身長191センチと)吉田よりも体格が良くて、ほかの試合でも相手に競り勝っていたけど、吉田も負けていませんでした。最後のPKは、決めて当たり前みたいな感じ(笑)。余裕があるというか、メンタル的に次元が違う気がしました。スピード負けすることもほとんどないし、判断・ポジショニングも含めて素晴らしい。改めて、逞しいなと思いました。一時は、もう冨安(健洋)の時代かなと見られる時期もあったかもしれないけど、冨安はこの試合でイエローカードをもらって次(準決勝)に出られないし、吉田の安定感は誰もが認めるところでしょう」
久保、堂安ら攻撃陣が注目を浴びるなかで、オーバーエイジ枠での参戦のプレッシャーを背負いながら4試合でわずか1失点。栗原氏は、「経験を含めて吉田がチームの中心と大会前から言われていたけど、『俺たちが守ってやるから攻めてこい』という風格があるし、実際にそうだと思う」と存在感の大きさを語った。
メダル獲得を懸けて挑む8月3日の準決勝はスペイン戦。吉田のリーダーシップに再び期待したいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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