レアル会長がCL優勝で手のひら返し!? 解任報道も出たジダン監督の2018年までの続投を突如明言

セビージャのエメリ監督引き抜き報道も

 人心掌握に失敗したラファエル・ベニテス前監督の後を受けたジダン監督は、バラバラになっていたチームを再結束させた。リーグ戦こそ宿敵バルセロナの後塵を拝したとはいえ、終盤戦に敵地でのクラシコを含めて12連勝を挙げるなど、”白い巨人”らしい強さを取り戻したことを評価した。

 だが、優勝できなければジダン監督を電撃解任し、UEFAヨーロッパリーグ3連覇を果たしたセビージャのウナイ・エメリ監督を引き抜くとの報道も出ていた。昨季無冠に終わった際には、世界屈指の名将カルロ・アンチェロッティをクリスティアーノ・ロナウド、セルヒオ・ラモスら選手、サポーターの反対を押し切り、解任したペレス会長ならではの冷酷人事だが、優勝後には手のひら返しでこう主張した。

「ジダンとは2018年まで契約がある。留任するだろう。もちろん、彼がトップチームと契約した時から続けてもらうつもりだった。なぜならレアル・マドリードにとって理想的な監督だからだ」

 アトレチコとの死闘を制したジダン監督は選手、指揮官の両方でビッグイヤーを獲得した史上7人目の監督となった。就任半年で欧州を制覇した名将は、毎年タイトルを宿命づけられている”白い巨人”で、長期政権を築くことができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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