U-24日本代表、NZ戦「必勝スタメン」を闘莉王選出 キーマンに仏戦“陰のMVP”を指名

【画像:Football ZONE web】
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現代表で稀有な才能「遠藤保仁の後継者がようやく現れた」

 フランス戦のMOMは久保だけど、“陰のMVP”は田中。彼がいると試合のリズムが違う。前線があそこまで流動的に崩せる大きな理由が田中。1点目も彼の見事な縦パスから始まっている。南アフリカ戦の久保のゴールも田中のサイドチェンジからと、彼が攻撃のスイッチになっていることは疑いようもない。

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 世界的には久保の評価が高まっている。MOMで文句なしだが、本当に分かっている人は田中のプレーを高く評価しているだろう。オーバーエイジの遠藤が対人能力の高さで評価されているが、このチームを仕切っているのは田中であり、個人的には遠藤保仁の後継者がようやく現れた感がある。

 今回のドイツ移籍でどんなプレーヤーになるのか楽しみ。長谷部誠は浦和レッズ時代、テクニックと攻撃センスが特長の選手だったが、ドイツでプレースタイルを変えた。それまでの良さがなくなった代わりに、ハードワーカーにシフトした。個人的には、昔の長谷部のドリブルが好きだった。田中の才能は今の代表でも稀有なもの。五輪の短期間でも着実に成長している。ドイツに行っても、自分の良さを捨てないでほしい。

[プロフィール]
田中マルクス闘莉王/1981年4月24日、ブラジル出身。渋谷幕張高を卒業後、2001年に広島でJリーグデビュー。03年に日本国籍を取得し、04年アテネ五輪に出場した。その後は浦和でJ1とACL初制覇、名古屋でもJ1初優勝に貢献。06年にはJリーグMVPを受賞した。日本代表としても43試合8得点の成績を残し、10年南アフリカW杯ベスト16進出の立役者に。19年限りで現役引退。Jリーグ通算529試合104得点で、DF登録選手の100得点はリーグ史上初。現在は公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」でも活動中。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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