ミラン攻撃陣は好調も離脱者続出の中盤は人手不足に ファン・ヒンケルが右足首負傷で長期離脱へ

 

インザーギ監督も頭を悩ます事態に

 

 ACミランのオランダ代表MFマルコ・ファン・ヒンケルが23日の敵地エンポリ戦(2-2ドロー)で今季初先発を果たしたが、負傷交代。右足首靭帯損傷で全治4週間の重傷である可能性が浮上した。

 チェルシーから期限付き移籍で加入した若きプレーメーカーは昨年チェルシーで膝の前十字靭帯を損傷。長期離脱するなど故障が続いている。近日中に精密検査を行う予定だが、イタリア地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトは「前十字靭帯にも症状が出ている」と報じており、検査結果次第では更なる離脱を余儀なくされることになる。

 ファン・ヒンケルはチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が出場機会を与えるために説得し、ミランに1年間武者修行に出した逸材で、買い取りオプションはミランに与えなかった。エンポリ戦後、フィリッポ・インザーギ監督は「彼が捻挫してしまって残念。早く回復して欲しい。中盤は人数が少ないのに……」と痛恨の表情だった。

 ミランはプレーメーカーのイタリア代表MFリカルド・モントリーボが左足腓骨骨折で離脱中。期待の若手MFリカルド・サポナーラも左膝半月板損傷の手術で長期離脱となっている。

 日本代表の本田圭佑、元フランス代表ジェレミー・メネズがそれぞれ4試合で3得点決めるなど、3トップは好調だが、中盤の人手不足は深刻。右ウイングとして開花した本田が中盤にコンバートされることもあるのか。いずれにしても、故障者続出で、インザーギ監督にとっては悩ましい状況となった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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