CL決勝出番なしのレアル10番ハメス “98億円のベンチ要員”の去就問題が再び過熱か

「マドリードで幸せだ」と主張するが…

 今夏のマンチェスター・ユナイテッド移籍も浮上するハメスだが、「マドリードで幸せだ。僕の家族も全員幸せだ。マドリードは理想のクラブなんだ」と主張。レアル愛を強調したものの、強敵との対戦や大一番では、ジダン監督はブラジル人MFカゼミーロを中盤の底に固定する。ベイル、ベンゼマ、ロナウドの強力3トップ「BBC」が健在なうえ、モドリッチとクロースは中盤に不可欠な状態で、ハメスの出場機会はリーグ戦の格下相手の試合やカップ戦に限定されている。

 ハメスは就任半年で欧州の頂点にたどり着いた名将ジダン監督の信頼を手にできるのか。それとも、マンUなどでその才能を再び開花させるのか。”98億円のベンチ要員”の去就問題が、再び過熱しそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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