「そろそろ爆発していい」 元日本代表DFがニュージーランド戦の鍵に挙げた選手は?
栗原勇蔵氏は酒井の代役出場が有力の橋岡、“10番”の堂安をキーマンに指名
森保一監督率いるU-24日本代表は、東京五輪男子サッカーの準々決勝でニュージーランドと対戦する。グループリーグを唯一の3連勝で突破したが、元日本代表DF栗原勇蔵氏はニュージーランドを「侮れない相手」とし、期待する選手の1人にMF堂安律を挙げている。
南アフリカ、メキシコに連勝を飾った日本は、28日のグループリーグ第3戦でフランスと対戦。MF久保建英が日本人史上初の大会開幕3戦連続ゴールを決めると、その後もDF酒井宏樹、MF三好康児、FW前田大然が続いて4-0で快勝を飾った。
今大会唯一の3連勝でA組首位通過を果たし、31日の準々決勝ではB組2位のニュージーランドと対戦。グループリーグ初戦で韓国を1-0で下したニュージーランドについて、栗原氏も警戒を促す。
「ニュージーランドは良いチーム。縦に早く、推進力がある。最終ラインも1対1が強くて、ボランチもボール捌きが上手い。侮れない相手です。でも、日本としてはここで負けていられません」
ニュージーランド戦の懸念材料の一つに、フランス戦でイエローカードを受け、累積警告で出場停止処分となる酒井の穴がある。フランス戦では後半10分からDF橋岡大樹が右サイドバックに入り、直後のプレーで絶妙なクロスをゴール前に上げてチャンスを演出した。栗原氏も代役候補の橋岡に期待を寄せる。
「ニュージーランド戦は酒井が出られませんが、フランスを相手に“予行演習”をできてしまうほどの余裕がある展開でした。途中から出てきた橋岡もファーストプレーで良い動きを見せた。小さいようですごく大きなプレーで、そのあとも良いプレーをしていました。連係面、経験では酒井に及ばないけど、もともと橋岡は能力が高い選手。期待したいですね」
また、攻撃面では3戦連発の久保が脚光を浴び続けているが、栗原氏は“10番”を背負う堂安をニュージーランド戦のキーマンの1人に指名する。
「普通に考えれば久保だけど、そろそろ堂安も爆発していい。フランス戦はやや流れに乗れていない感じがありました。溜まっているものを晴らしてほしいですね」
日本は目標に掲げる金メダルに向けて、地元で全力疾走を続けていく。
(FOOTBALL ZONE編集部)