ミランがイブラの年俸捻出へ苦肉の”在庫一掃セール”! 本田ら10選手叩き売りで争奪戦参戦狙う

今季1得点の本田にオファーや打診なしも…

 しかし、ボナベントゥーラよりもさらに将来が不確定なのが、本田、FWカルロス・バッカ、FWルイス・アドリアーノ、FWエムベイエ・ニアングの4人だと同サイトでは指摘されている。アドリアーノはすでに冬の移籍市場の段階で中国の江蘇蘇寧とクラブ間合意していた経緯があり、重要な選手だとは認識されていない。ニアングは、冬にレスター・シティからオファーが来た後、新しいオファーは届いていないものの、放出の可能性は低くないという。

 FWバッカについても、昨季加入時に支払った金額と同等以上のオファーがあれば放出を容認する構えだという。すでに、カルロ・アンチェロッティ氏が新監督に就任するバイエルン・ミュンヘンが獲得に向けた調査を進めている。

 残った本田についても、契約が残り1年となるこのオフは契約延長か売却かの決断を下す時期になる。だが残念ながら、今季リーグ戦1得点3アシストという低調な成績では、他クラブからハッキリとしたオファーや調査は届いていないという。

 いずれにせよミラン強化部は、攻撃陣の大刷新によりイブラヒモビッチを獲得するための資金を捻出し、人員整理を同時に進めようとしているという。果たして、今季100億円の赤字を計上し、3年連続で来季欧州カップ戦への出場権を失った凋落の名門の”在庫一掃セール”は奏功するのか。そして、夫人がミラノの街をこよなく愛していると伝えられるカリスマストライカーが、ロッソネロに再臨する日は来るのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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