フランス撃破を絶賛も「不本意な沈黙」とされた選手は? 英記者が“先発11人”を採点
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東京五輪GL最終戦でフランスに4-0完勝、「ゲームチェンジャー」の久保に最高評価
U-24日本代表は28日、東京五輪サッカー男子のグループリーグ最終戦を迎え、横浜国際総合競技場でU-24フランス代表と対戦し、4-0で快勝。無傷の3連勝で決勝トーナメント1位突破を決めた。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が先発出場した11人を採点。3戦連続ゴールのMF久保建英を「ゲームチェンジャー」と絶賛して最高評価を与えた一方、もう1人のエースは「不本意な沈黙」と攻撃陣唯一の最低評価タイ。明暗が分かれている。
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東京五輪・フランス戦のU-24日本代表スタメン11人の採点(10点満点)
【GK】
■谷 晃生(湘南ベルマーレ) 7点
ベカ・ベカのシュート、ジニャックのFKをセーブ。メキシコ戦で犯したミスを繰り返さずに合格点のプレーだった。
【DF】
■酒井宏樹(浦和レッズ) 7点
自信に満ちた酒井がゴール! コレクターアイテムのようなレア度の高さだが、規律に満ちたパフォーマンスはいつも通り。だが、警告で次戦出場停止になったことは痛恨の事態だ。
■吉田麻也(サンプドリア)6点
キャプテンにとっては比較的に穏やかな一夜。相棒・冨安の復帰とともに、安定のパフォーマンスだった。
■冨安健洋(ボローニャ)6点
序盤はタイミングのずれたチャージ、パスミスなどサビ付きを露呈したが、終盤にはサビも落ちた。ニュージーランド戦に向けて最高の予行演習に。
■中山雄太(ズウォレ)6点
旗手が先発でも定位置は失わず。フランス攻撃陣の散発性からトラブルはなかったが、攻撃では不安。ファイナルサードで効果性を示せなかった。
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マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。