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ミラニスタ号泣必至… 復活の至宝エル・シャラウィがローマ完全移籍でクラブ間合意
半年間で8得点2アシストと大爆発 移籍金17億円の分割払い決定と伊紙報じる
かつて”ミランの至宝”とまで呼ばれた男が、完全にチームを離れることになった。ACミランからローマに期限付き移籍中のイタリア代表FWステファン・エル・シャラウィの完全移籍オプション行使について、クラブ間合意に達したことが分かった。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
今季の開幕前に、エル・シャラウィはフランスリーグのモナコへ買い取り義務のオプションが付いた期限付き移籍をした。順調なスタートを切ったかに思われたが、契約上の買い取りラインになる公式戦25試合出場を直前にした24試合出場時点でモナコが買い取りを拒否。残り試合に起用しない声明を出して、冬の移籍市場でミランに“返品”された。そこでローマが動き、すぐさま1300万ユーロ(約17億円)の買い取りオプション付きの半年契約で獲得していた。
そこから、エル・シャラウィは復活した。ハーフシーズンにも満たないわずか16試合の出場ながら、8ゴール2アシストをマーク。後半戦のローマ躍進の主役となり、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得したローマの原動力になった。最終節のミラン戦ではサン・シーロのピッチでゴールも決めた。そこでも、派手なゴールパフォーマンスをするでもなく、両手を広げて「落ち着け」とばかりに味方を制した。こうした行動により、試合後にはミラニスタからも大喝采を受けていた。
ローマとミランの間では買い取りオプションについて協議がなされたが、ローマは当初減額を求めていた。しかし、ミランも財政状態が単年で100億円規模の赤字という火の車状態のなか、簡単に首をタテに振ることはできず、交渉が続いていた。
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