チームは大会を通じて進化

「ゴールはやっぱり嬉しい。取れるか取れないか、もちろん信じているけど、Jクラブの監督だった時も、練習試合で大学生相手に取れなかったり、天皇杯で負けたりするわけで。取る機会にきちんと決まると嬉しい。

　色々なゴールの形が示せたことも、満足している。今日も2点リードして1点取られて慌てたら成長はないが、時間かかってもピンチを作らない時間の使い方をしてくれた」

　指揮官はそう話し、国際大会を通じて一歩一歩進化するチームの姿に目を細めた。

「この世代はイラクに常にやられてきたけど、韓国と当たるのは初めて。五輪アジア予選へ非常にいいシミュレーションになる。勝てば、予選へ自信を持って臨める」

　この世代の壁、イラク代表にはAFCのU-19選手権とU-22選手権準々決勝、今大会1次リーグで3戦3敗と苦杯をなめさせられているが、日韓戦は初。臆せずに白星を狙うつもりだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web