久保建英が「レ・ブルーを弱体化」 ”圧巻プレー”を仏称賛「非の打ち所がない」

フランス戦での勝利に貢献したMF久保建英【写真:Getty Images】
フランス戦での勝利に貢献したMF久保建英【写真:Getty Images】

五輪フランス戦で3試合連続ゴール、攻撃スキルの高さに敵国メディア注目

 U-24日本代表は28日、東京五輪グループリーグA組第3戦でフランスと対戦し、4-0で完勝した。グループ首位で準々決勝進出を決めたこの試合で、MF久保建英が五輪における日本人史上初となる3戦連続ゴールをマーク。五輪で躍動する久保のパフォーマンスに対し、対戦国メディアも「非の打ち所がないボールスキルを持っている」と賛辞を送っている。

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 フランスとの一戦で引き分け以上なら準々決勝進出が決まる日本は前半27分、久保の3試合連続ゴールで先制。さらに同34分、FW上田綺世のシュートがGKに弾かれたところに反応したDF酒井宏樹が押し込んで2点をリードする。後半も勢いはとどまらず同25分、MF三好康児が左足を振り抜き3点目を決めると、終了間際にはFW前田大然が決めて4-0で勝利。3連勝でA組の首位通過を決め、2大会ぶりのベスト8進出を決めた。

 一方のフランスは、3試合で11失点と守備陣が崩壊し、無念の敗退。日本戦でもまさかの完敗に母国メディアは失望を隠さず、大手スポーツ紙「レキップ」はフランスの敗退について「屈辱」「悪夢のような試合の果てに敗退」とレポートし、不本意な結果に終わった代表チームに厳しい視線を送っている。

 また、同国紙「LE FIGARO」は、グループリーグ第1戦の南アフリカ戦(1-0)、同第2戦のメキシコ戦(2-1)に続いて、五輪における日本人史上初となる3試合連続ゴールをマークした久保に注目。前半のみの出場となったなかで、類まれなスキルで攻撃を牽引した姿に「決定的なテクニカルリーダー、久保建英」と見出しを打ち、記事では「前半のみの出場だったが、レ・ブルー(フランス)のディフェンス全体を弱体化させるには十分だった。特にこの試合では素晴らしい活躍を見せ、常に正しい選択をし、常に正しいテンポで、多くのスピードと非の打ち所がないボールスキルを持っている」と賛辞を送った。

 準々決勝では、B組2位のニュージーランドと対戦することになった日本。今大会で眩い輝きを放っている久保のパフォーマンスに、引き続き世界中から熱視線が注がれそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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