「いーなーいーなー」 川澄奈穂美、日本学生の米女子サッカー代表”おもてなし”に反応
地元の学生がスタジアムに来場し、国旗や応援幕を掲げる姿にアメリカ代表女子も注目
東京五輪女子サッカーのグループリーグ最終節が27日に行われ、オーストラリアとスコアレスドローだったアメリカは2位で準々決勝(ベスト8)進出を決めた。そのなかで、試合会場となったカシマスタジアムに地元の学生が応援に駆け付けた”おもてなし”に、元なでしこジャパン(日本女子代表)のFW川澄奈穂美も「いーなー」と感銘を受けている。
新型コロナウイルス感染拡大により1年延期されて開催されている東京五輪だが、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県の会場はすべて無観客で開催されることが決まった。一方で、茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムでは、首都圏の競技会場では唯一、地元の小中学生や高校生が「学校連携観戦チケット」でサッカーの試合を観戦することになっている。
アメリカ対オーストラリアの一戦にも、地元の学生が来場。アメリカ国旗を手に持つ姿や同国のシンボル「自由の女神像」が描かれた応援幕を掲出し、アメリカ女子代表をサポートする姿があった。
アメリカ女子代表公式ツイッターは、学生たちが写った写真を3枚投稿し、「ファン! 茨城県から1000人もの学生が鹿島での試合を観戦しに来てくれた。素晴らしいことです!」と綴り、異国の地で戦うアメリカ女子チームに対する”おもてなし”に熱視線を送っていた。
同インスタグラムには、ツイッターとは別で、青、赤、白とアメリカ国旗のカラー仕様のダルマに「必勝 アメリカ」「一球入魂」「頑張れ!」「完全燃焼!」「サッカー愛!」といったメッセージが書き込まれた横断幕も紹介。米女子サッカーリーグNWSLのゴッサムFCに所属する川澄奈穂美は、インスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)で「いーなーいーなーいーなー」とその光景に感銘を受けた様子だった。
こういった“五輪らしい”光景は、1都3県で無観客のなかで競技が開催されるなかで、寂しさを軽減してくれるものになりそうだ。