“126億円の男”ベイルの意地 先制アシストにPK成功、レアル加入3年で2度目の欧州制覇
「当然だろ」 欧州選手権で二冠誓う
「アトレチコは素晴らしいゲームをしてくれた。彼らには少し申し訳ない気持ちもある。彼らの中には苦しんでいる選手も何人かいた。僕らも同じように苦しかったが、表に出さないようにしていたんだ。僕はPKを蹴った後に足がつったんだ。そして、蹴った後にナーバスになったよ。蹴る最中ではなくてね。なぜだろう」
26歳のレフティーは、13-14シーズンにリスボンで行われたアトレチコとのファイナルでも、延長後半に決勝ゴールを決める活躍を見せ、タイトル獲得に貢献した。この試合では先制点のアシストに加え、PK戦で3人目のキッカーとしてシュートを成功させた。フットボール史上最高額の移籍金126億円でトットナムから加入してから、3シーズンで2度目のCL制覇。スピードスターは度重なる故障で批判を浴びながらも、移籍金に相応しい活躍を大舞台で見せ、ビッグイヤー獲得に貢献した。
ウェールズ人としては、マンチェスター・ユナイテッドの伝説的ウインガー、ライアン・ギグスに続いて3人目となる2度目のCL優勝経験者となったが、6月には同国にとって58年ぶりとなるEUROの舞台が待っている。
「もちろん、そこでもタイトルを狙うよ。当然だろ」
ベイルはクラブと代表での欧州二冠の偉業に挑む。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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