「僕にそんな価値はないよ」 ハーランド、チェルシーの移籍金“228億円”報道に言及

ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:Getty Images】
ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:Getty Images】

チェルシーが移籍金準備と報道も…ドルトムント残留の可能性と英紙注目

 2020-21シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制したチェルシーは、さらなる強化を目指して今夏センターフォワードの獲得を目指している。ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドに対し、オーナーのロマン・アブラモビッチ氏は1億5000万ポンド(約228億円)の移籍金を準備したと報じられるが、ハーランドがドイツメディアの記者に対し、この金額について思うことを語ったという。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

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 ザルツブルク、さらにはドルトムントでもゴールを量産し、21歳ながら世界最高峰のストライカーの1人と見なされているハーランド。チェルシーはCLを制した一方、プレミアリーグでは4位に終わり、チームのPKキッカーでもあるイタリア代表MFジョルジーニョが7得点でチーム内得点王というほど、アタッカー陣の得点力不足が顕著となっている。

 前線の破壊力を高めるためにアブラモビッチオーナーは、クラブ記録はもちろん史上最高額となる移籍金を準備したと報じられているが、すでにハーランドは残留を決めているのかもしれない。衛星放送「スカイ・スポーツ」ドイツ版の記者に対し、ハーランドは「ヘイ! 僕について、何か新しいニュースは入ってない?」と訪ねたという。

 記者が「いいや、ないね。チェルシーが1億5000万ポンドを払うってところまでだ」と答えると、ハーランドは楽しそうに「いやいや、僕にそんな価値はないよ」と言い返したという。記事では「多くの憶測が流れているが、このコメントを聞く限り、ハーランドはドルトムントでの新シーズンに向けて完全に集中しているようだ」と、今夏の退団に否定的な考えを示している。

 すでにフランス代表FWオリビエ・ジルーをACミランへ放出し、ストライカーの頭数も少なくなっているチェルシー。インテルのベルギー代表FWロメル・ルカク、バイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキらへの関心も報じられているが、トーマス・トゥヘル監督の率いるクラブは、新たな得点源を獲得することができるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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