U-24日本代表、五輪8強へ…フランス戦「必勝スタメン」を闘莉王選出 “懸念材料”は?

予想スタメン布陣図【画像:Football ZONE web】
予想スタメン布陣図【画像:Football ZONE web】

FW林は「1点が入れば乗っていける」…心配なのは前田&上田の状態

 1トップは林大地。守備時のポジショニングがかなりクレバー。守備面でのポジショニングとプレッシングで、今の日本のストロングポイントである久保の守備的負担を軽減している。この4人は変えられない。

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 林は1対1のチャンスを外す場面が続いている。でも、ゴールになりそうな場面に顔を出しているということは事実。1点が入れば、乗っていけると思う。

 一番の心配は他の2人のFWだ。途中出場でも全く差、違いというものを見せつけることができていない。前田大然に至ってはボールに触ったシーンを思い出せないほどで、上田綺世も前線で存在感がない。オーラが出ていない。そこで、林の存在感がさらに高まっている。

 短期決戦は新しい発見がある。監督にはものすごくプラスに働いていると思う。三笘のパフォーマンスが上がれば、チームにさらに勢いが出る。先発で使ってもいい。最初から出して、行けるところまで飛ばしてもらって途中で相馬と交代となるのも有効策だ。

 今大会の2試合でフランスの出来は褒められたものではない。ディシプリンも連係もない。ぜひ3連勝でグループリーグを突破してほしい。

[プロフィール]
田中マルクス闘莉王/1981年4月24日、ブラジル出身。渋谷幕張高を卒業後、2001年に広島でJリーグデビュー。03年に日本国籍を取得し、04年アテネ五輪に出場した。その後は浦和でJ1とACL初制覇、名古屋でもJ1初優勝に貢献。06年にはJリーグMVPを受賞した。日本代表としても43試合8得点の成績を残し、10年南アフリカW杯ベスト16進出の立役者に。19年限りで現役引退。Jリーグ通算529試合104得点で、DF登録選手の100得点はリーグ史上初。現在は公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」でも活動中。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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