マンU、63億円でヴァラン獲得合意と報道 売却するレアルは“ムバッペ獲り”に前進か
移籍金111億円のサンチョに続く今夏2人目の大物補強
マンチェスター・ユナイテッドはレアル・マドリードのフランス代表DFラファエル・ヴァランの獲得について、移籍金4100万ポンド(約63億円)で合意に達したと英衛星放送「スカイ・スポーツ」など複数メディアが一斉に報じている。
ヴァランは2011年からレアル・マドリードに在籍し、公式戦350試合以上に出場。また、フランス代表としても79キャップを記録し、2018年ロシア・ワールドカップ優勝にも貢献した世界屈指のセンターバックだ。ユナイテッドはすでにドルトムントからイングランド代表MFジェイドン・サンチョを7300万ポンド(約111億円)で獲得を決めており、今夏2人目の大物補強となる。
ヴァランは欧州選手権(EURO)後の休暇明けですでにレアルの練習に合流していたが、今後メディカルチェックを受けて正式契約を結ぶことになるようだ。現地時間8月14日に行われるリーズ・ユナイテッドとのプレミアリーグ開幕戦が、新天地での公式戦デビューになる見通しだという。
レアルは今夏に前キャプテンのスペイン代表DFセルヒオ・ラモス(→パリ・サンジェルマン)が契約満了で退団しており、それに続くヴァランの放出でセンターバックは手薄になるが、スペイン紙「マルカ」はこれが「ムバッペ・プランのネクストステップ」だと報じている。
数年来のトップターゲットであるパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ獲得のための資金を確保するために移籍金を見込める選手の売却は必須となっており、ヴァランの退団もムバッペ獲得を見据えた動きのようだ。PSGは今季限りで契約満了となるムバッペの放出に移籍金1億8000万ユーロ(約234億円)を要求。また年俸も手取り2000万ユーロ(約26億円)と伝えられている。
(FOOTBALL ZONE編集部)