日本は「まるで新幹線のよう」 難敵メキシコ撃破の“高速アタック”を海外称賛

日本代表は2連勝でグループAの首位に【写真:AP】
日本代表は2連勝でグループAの首位に【写真:AP】

強豪メキシコを苦しめた日本のスピードを絶賛「手には負えなかった」

 東京五輪サッカー男子の第2戦が25日に行われ、グループAの日本は2012年ロンドン五輪金メダルの強豪メキシコに2-1で勝利を収めた。海外メディアは「日本の前線は新幹線のよう」と前半からメキシコを苦しめた日本のスピードを絶賛している。

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 日本は南アフリカを1-0で、メキシコはフランスを4-1で下し、初戦を勝利したチーム同士の直接対決。埼玉スタジアムで行われた一戦は立ち上がりの前半6分に日本が試合を動かす。

 右サイドのDF酒井宏樹が縦パスを送りMF堂安律が最終ラインの背後に抜け出すと、右足でマイナス方向にクロスを供給。ここに走り込んだMF久保建英が左足のトーキックで合わせ、ゴールネットを揺らした。さらに同10分にはMF相馬勇紀が獲得したPKを堂安がゴール正面に叩き込んでリードを広げた。

 後半はメキシコに退場者が出て数的優位となりながらも、セットプレーから失点するなど終盤にはひやりとさせられる場面もあったが、GK谷晃生のビッグセーブもあって2-1のまま逃げ切った。2連勝で日本はグループ首位に立ち、第3戦のフランス戦は引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。

 スポーツ専門テレビ局「ESPN 」のスペイン語版「ESPN DEPORTES」ではメキシコが日本のハイプレスに苦しめられたことを取り上げ、「日本のスピードはトリコロール(メキシコ代表)の手には負えなかった。日本の前線はまるで新幹線のようで、弱々しくゆっくりだったメキシコ代表の守備を侵害した」と報じている。積極的なプレスでメキシコの自由を奪い、得点を重ねた日本の高速アタックを称えた。

 1人少ない相手に攻め込まれて失点するなど終盤のゲームコントロールの面では課題を残したが、難敵メキシコから白星を挙げた日本。次節フランス戦に向けて弾みをつける一勝となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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