ブラジル、開始14分で退場者出す緊急事態も…難敵コートジボワールと0-0 D組首位キープ
MFドウグラス・ルイスが一発退場、大半の時間を数的不利で過ごすも粘り強く勝ち点1を獲得
東京五輪のサッカー男子グループリーグ第2戦が25日に開催され、グループDのブラジル対コートジボワールは0-0の引き分けに終わった。
2016年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得し第1戦でドイツを4-2で破ったブラジルと、サウジアラビアに2-1で勝利したコートジボワールの一戦。ともに白星スタートを飾ったなかで、2連勝を目指して横浜国際総合競技場で激突した。ブラジルはFWリシャルリソンやDFダニエウ・アウベスらが先発、コートジボワールもマンチェスター・ユナイテッドに所属する注目の19歳FWアマド・ディアロや、ACミランのMFフランク・ケシエらがスタメンに名を連ねた。
ともに実力者を揃える両チームだが、意外な形で幕を開ける。前半14分、コートジボワールFWユスフ・ダオが最終ラインを抜け出したところを、ブラジルMFドウグラス・ルイスが倒してファウルの判定。主審はイエローカードを提示したがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)からの進言があり、一発レッドカードとなった。
これで試合の流れはコートジボワールに傾き、ディアロらが相手ゴールに迫るシーンを作るが、ブラジルも要所を締めてゴールを割らせない。後半も数的優位のコートジボワールが攻め込む回数が多いが、ブラジルが耐え忍ぶと、同34分にコートジボワールMFクアシ・エブエが相手へのファウルでこの日2枚目のイエローカードで退場となった。
10人対10人となったなかで両者が決勝点を狙いにいったが、最後までゴールは生まれずスコアレスドロー。両チームともに1勝1分の勝ち点4とし、得失点差で上回るブラジルが首位をキープしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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