「五輪の精神が不足していた」 韓国MFの”握手拒否”にフットボールの母国も一刀両断
NZ選手の握手を拒否した韓国MFイ・ドンギョンの問題行動に英紙も注目
東京五輪サッカー男子のグループリーグ初戦で、韓国代表MFイ・ドンギョンがニュージーランドの選手から差し出された握手を拒否した振る舞いは、両国のメディアを中心に大きく取り上げられた。フットボールの母国と言われるイングランドメディアも「バツの悪い瞬間を見て」と注目している。
キム・ハクボク監督率いるグループBの韓国は、ニュージーランド相手にシュート数12対2、ボール保持率でも63%対37%と圧倒しながらもまさかの黒星発進。試合後、両選手が健闘を称え合うなかで、ニュージーランドFWクリス・ウッドは韓国FWファン・ウィジョと握手したのち、近くにいた“10番”の韓国MFイ・ドンギョンに右手を差し出したが、握手を拒否するシーンが中継映像で捉えられた。
この振る舞いが物議を醸し、韓国紙「朝鮮日報」は「サッカーで負け、マナーでも敗れた」と非難。国内では波紋が拡大しており、ファンからはイ・ドンギョンに対し「プロらしくない」「失望した」「技術がないなら、マナーを身につけなければならない」「国の恥。恥ずかしい」といった非難の声が噴出しているという。
英紙「ザ・サン」は、「韓国のイ・ドンギョンがクリス・ウッドの握手を拒否してバツの悪い瞬間を見て」との見出しでフォーカス。「クリス・ウッドは握手しようとした。イ・ドンギョンはストライカーの手を取るのを拒否。ウッドはオリンピックでの侮辱に困惑」と当該シーンの流れを追うとともに、「オリンピック精神が不足していた」と一刀両断した。
韓国は25日にルーマニアと対戦予定だが、イ・ドンギョンには厳しい目が向けられるかもしれない。
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