「日本は見通しが明るく、韓国は…」 五輪黒星スタートで“8強進出率”に母国嘆き節
初戦勝利チームのGL突破率は82.8%に対し、初戦黒星の場合は17.2%と大幅ダウン
東京五輪の男子サッカーは7月22日にグループリーグ初戦を消化し、25日には中2日で第2戦が開催される。開催国の日本は白星、韓国は黒星でのスタートになったなか、韓国メディアは「日本82.8%、韓国17.2%? 日本メディアがひそかに優位を誇示」との見出しで決勝トーナメント進出の可能性に着目している。
日本は南アフリカの堅い守りに苦しんだが、スコアレスで迎えた後半26分にカットインからの左足シュートを豪快に決め、値千金の決勝弾で1-0の勝利に導いた。一方の韓国はニュージーランドとの対戦となり、こちらも主導権を握りながらゴールを割れない状況。逆に、後半31分に韓国DFチョン・テウクに当たったこぼれ球を拾った相手FWクリス・ウッドに押し込まれ、0-1とまさかの黒星スタートとなった。
25日に日本は強豪メキシコ戦、韓国は初戦に勝利しているルーマニア戦を控える。そんななか、韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は「五輪初戦で韓国と日本の明暗が分かれた。敗れた韓国は、ベスト8進出に赤信号が灯った。(イ・ドンギョンが)握手を拒否し、マナーが悪いという非難まで殺到している。一方の日本は、久保建英が決勝点を挙げて自国に大会初勝利をプレゼントした」と初戦の結果について触れたうえで、グループリーグ突破率に着目した。
現行フォーマットになった1996年のアトランタ五輪以降、勝利スタートは29チーム。このうち24チームは決勝トーナメントに進出しており、ベスト8進出率は82.8%。対する初戦敗退の場合、5チームのみで17.2%にとどまる(引き分けは19チームで、突破率は50%)。これを受け、「このデータを踏まえると、日本は見通しが明るく、韓国は暗いという結論に達する」と記している。
韓国としては勝利が条件となる試合で、プレッシャーが懸かるのは間違いない状況。第2戦で、再び明暗が分かれることになるのか、結果に熱視線が注がれることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)