右ウイング本田の評価、イタリアで急上昇 トップ下よりも「本田は常に右」
メネズの存在感
その理由は、本田同様に絶好調を維持する元フランス代表FWジェレミー•メネズの存在にあるという。ラヴェッリ記者はこう分析している。
「トーレスは1トップになる。メネズは“偽の9番”か、攻撃的MFの真ん中でプレーしたいと熱望している。本田は常に右になる。これが解決策になると思う」
メネズは今季開幕直後から1トップ役を務め、フィールドの中央で圧巻の活躍を続けてきた。その存在に加え、本田も右サイドで結果を出している。だからこそ、システム変更時も、適応の度合いを深めている右サイド固定が有力だというのだ。
本田は昨季までトップ下へのこだわりを口にしていたが、右ウイングとしてゴールのみならず、サイドのスペースのケアなど運動量や、守備意識でも成長の痕跡を見せている。本田が、昨年不振を極めた右ウイングで高い評価を勝ち得ていることは紛れもない事実だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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