コロナ予防のルール? 韓国MFの”握手拒否”に中国ファンも苦言「韓国らしい行い」

韓国代表MFイ・ドンギョン【写真:AP】
韓国代表MFイ・ドンギョン【写真:AP】

MFイ・ドンギョンの"握手拒否"に中国ファンの多数も苦言を呈す

 東京五輪サッカー男子のグループリーグ初戦で、韓国代表MFイ・ドンギョンがニュージーランドの選手から差し出された握手を拒否した振る舞いは、依然として波紋を呼んでいる。母国の”英雄”アン・ジョンファン氏も「マナーがちょっと残念だ」と語ったとされるなか、中国のファンも「韓国らしい行い」と苦言を呈している。

 キム・ハクボク監督率いるグループBの韓国は、ニュージーランド相手にシュート数12対2、ボール保持率でも63%対37%と圧倒しながらもまさかの黒星発進。試合後、両選手が健闘を称え合うなかで、韓国MFイ・ドンギョンがニュージーランドFWクリス・ウッドから差し出された握手を拒否するシーンが中継映像で捉えられた。

 この振る舞いが物議を醸し、韓国紙「朝鮮日報」は「サッカーで負け、マナーでも敗れた」と非難。国内では波紋が拡大しており、ファンからはイ・ドンギョンに対し「プロらしくない」「失望した」「技術がないなら、マナーを身につけなければならない」「国の恥。恥ずかしい」といった非難の声が噴出しているという。

 中国大手メディア「捜狐」は、「試合後、決勝ゴールを決めたクリス・ウッドは、イ・ドンギョンと握手するために手を差し出したが、イ・ドンギョンは相手の手の甲に触れて押し返した。この行動は、白熱した議論を引き起こした」と言及。コメント欄では、「品がない! 負け惜しみ! 恥を知れ」「これは韓国らしい行い」という批判が相次いだ。

 また、韓国側の「コロナ予防のルールに従っただけ」という弁明に関しては、「この回答は笑ってしまう、試合中身体をぶつけ合ってないのか?」と呆れた様子の声も見受けられる。8割以上が厳しい見解である一方、残り約2割の中には「正しいと思う。コロナ渦は握手するべきでない」という意見も上がっている。

 元Jリーガーで、現在はフランス1部ボルドーでプレーするFWファン・ウィジョはウッドの握手に応じており、韓国の選手全員が拒否したわけではないが、イ・ドンギョンの行動は世界中にそういった印象を植え付けてしまったようだ。

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