グリーズマン、英トッテナム移籍の可能性浮上 ケインの去就次第で進展と海外報道
エースFWケインが移籍有力のトッテナム、後釜として獲得に本腰か
トッテナムのエースであり、キャプテンでもあるイングランド代表FWハリー・ケインは、移籍金1億6000万ポンド(約243億円)で、マンチェスター・シティへの完全移籍で合意したと報じられた。その後釜を探す必要のあるトッテナムは、バルセロナで放出要員となっているフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの獲得に乗り出す可能性があるようだ。スペインメディア「Todofichajes」が報じている。
これまでトッテナムは、国外のヨーロッパクラブにしかケインを売却するつもりはないと報じられてきた。しかし、ダニエル・レヴィ会長も折れて、契約満了に伴いアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロがバルセロナへ移籍したシティ行きを許可したようだ。
今度はトッテナムに新たなストライカーを獲得する必要が出てきたが、8000万ユーロ(約104億円)で売却に応じると考えられているグリーズマンが、候補に挙がっているという。グリーズマンは、2019年夏に1億2000万ユーロ(約156億円)の移籍金でアトレティコ・マドリードからバルサに加入した。しかし、新天地では特大なインパクトを放てず、財政難に陥っているバルサは売却要員に設定したとされている。
アトレティコへの復帰も報じられていたグリーズマンだが、同クラブのエンリケ・セレソ会長は「ファンは彼を許さないだろう」と、否定的な見解を述べており、新天地探しは困難になるかと思われていた。
記事では「現時点でテーブルの上にオファーは届いていないが、ケインのシティ移籍が進展すれば、スパーズは今後の数日でバルセロナにコンタクトを取る」と報じている。トッテナムには、フランス代表のチームメートであるGKウーゴ・ロリスらもいるが、スペインで長く活躍をしてきたグリーズマンは、イングランドを新たな挑戦の場に選ぶのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)