韓国MFが“握手拒否”、非難噴出も…NZ選手が“大人の対応” 「彼はただ…」
MFイ・ドンギョンの“握手拒否”にFWウッドが見解 「失望していたのかもしれない」
東京五輪に出場しているニュージーランドは22日のグループステージ初戦で韓国を1-0で下し、白星発進となった。この試合で韓国選手の“握手拒否”が話題になっていたが、握手を拒まれた張本人のニュージーランド代表FWクリス・ウッド(バーンリー)は「私は構わない」と大人の対応を見せた。
ニュージーランドは韓国相手に劣勢の試合展開だったが、それでも後半31分にウッドがワンチャンスをものにして先制点をゲット。反撃を許さず、そのまま1-0で勝利を収めた。
物議を醸しているのは試合後に両チームの選手が互いに健闘を称え合うなかで起きたワンシーンだ。決勝点を決めたウッドが韓国代表MFイ・ドンギョンの元に歩み寄って手を差し出すも、イ・ドンギョンはそっけない態度で握手を拒否。これにはウッドも思わず苦笑いを浮かべ、ネット上では韓国のファンからも「スポーツマンシップに欠けている」と非難の声が噴出していた。
ニュージーランドのスポーツメディア「Stuff」によれば、韓国サッカー協会はイ・ドンギョンの握手拒否について、新型コロナウイルスの検疫プロトコルに従ったものだと主張。感染予防の観点から不必要な接触を避けるように指示を受けていたため、選手はそれに従っただけで“握手拒否”は誤解だとしている。
当のウッドもインタビューで「彼はただがっかりしていただけだと思う。あまり心配しすぎるようなことはない。僕らは前に進むだけだ」と語り、イ・ドンギョンの振る舞いにも理解を示す大人の対応を見せている。
「私は何人かの選手と握手をしたし、彼らも僕と握手をしたよ。(イ・ドンギョンは)失望していたのかもしれないし、あるいはCovidに対して慎重になっていたのかもしれない。いずれにしても私は構わないよ」
全世界に向けたテレビ中継に映し出したことから波紋を広げている今回の騒動だが、当事者のウッドはそれほど気にもとめていない様子だった。