「極上」「最大の脅威」と絶賛した選手は? 英記者、南アフリカ戦“先発11人”を採点
U-24日本代表が東京五輪初戦に1-0勝利、決勝点の久保に単独最高点
U-24日本代表は22日、東京五輪グループリーグ初戦で南アフリカと対戦し、1-0と勝利した。序盤から主導権を握った日本はなかなか得点を奪えなかったが、後半26分にMF久保建英(レアル・マドリード)の鮮やかなゴールが決まり白星スタートを飾った。
53年ぶりの五輪メダル獲得へ向けて、重要な初戦に勝利した日本の戦いぶりを海外の識者はどのように見たのか。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が、南アフリカ戦に先発出場した11人を採点。「極上のパフォーマンス」と久保に単独最高点を与える一方、不発に終わった1トップには単独最低点で苦言を呈している。
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東京五輪・南アフリカ戦のU-24日本代表スタメン11人の採点(10点満点)
【GK】
■谷 晃生(湘南ベルマーレ) 6点
南アフリカに攻撃力というものがほとんどなかったので、試合の大半で仕事はなかった。唯一の決定機も正面を突くものだった。
【DF】
■酒井宏樹(浦和レッズ) 6点
序盤は頻繁な攻撃参加を見せた。堂安と相手DFの背後を窺ったが、このコンビの攻撃はいつも通りの崩しを見せられず。ほとんど有効性に欠けていた。
■吉田麻也(サンプドリア) 6点
相手攻撃陣との兼ね合いでほぼ無風状態で過ごしたが、同点の危機となったルーサー・シンへの対応では心配なほどスロー。最後尾からのパスは有効なツールに。
■板倉 滉(フローニンゲン) 6点
前哨戦のスペイン戦ではボランチだったが、冨安の欠場に伴い最終ラインにシフト。そこでも余裕のあるプレーぶりで吉田との連係も良好だった。
■中山雄太(ズウォレ) 6点
逆サイドの酒井と同様に、左サイドをオーバーラップ。優位性を生かせない状況で、効果的な攻撃参加を見せた。守備でのタスクはほとんどなかった。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。