久保建英が「ロッベンに敬意を表した」 殊勲の“左足一閃弾”にスペイン紙注目

U-24日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】
U-24日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】

東京五輪のグループ初戦・南ア戦で決めた決勝ゴールにスペイン紙「AS」が熱視線

 U-24日本代表は22日に行われた東京五輪のグループ初戦でU-24南アフリカ代表に1-0で勝利し、勝ち点3を獲得した。世界が注目する五輪の舞台で、開催国である日本のオープニングゴールを奪ったのは、レアル・マドリードのMF久保建英だった。その活躍は、スペインでも注目を集めるが、スペイン紙「AS」は久保が決めたゴールを、レアルOBのプレーになぞらえて紹介した。

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 試合後のフラッシュインタビューで、久保は「普段なら1本目のフリーで打ったシュートは、確実に決められていた。焦りもあったけれど、決めるなら自分しかないと言い聞かせた」と、試合中の心境を語っていた。

 実際、この試合で久保は前半から積極的にゴールを狙い、得点を予感させていた。久保が「普段なら確実に決められていた」と振り返った前半14分のシーンでは、左サイドからDF中山雄太がゴール前に入れたクロスが流れたところを、ハーフボレーで合わせたが、サイドネットに外れていた。

 記事では、久保が右サイドを中心にプレーし、MF堂安律と好連携を見せていたことにも触れられている。そして、久保のゴールシーンについては「久保は右サイドから魔法を見せて、この試合、最初で唯一のゴールを決めた。久保はボールを受けると、内側に切り込んでDFをかわし、GKのファーポストに向けて左足でシュートを放った。数日前、オランダ人のアリエン・ロッベンが現役引退を表明したが、久保は元バイエルンのアタッカーの得意とするプレーで、ささやかな敬意を表したようだった」と、描写している。

 この試合の総括として、「日本代表は最少得点差ではあったが、勝利に値した」と結び、チームパフォーマンスも称えて報じられた。25日に対戦するメキシコに勝てば、決勝トーナメント進出に大きく近づく日本。初戦でゴールを挙げた久保のさらなる活躍にも期待が集まる。

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