韓国、格下ニュージーランドに黒星で母国メディア危機感 「ベスト8に赤信号」
ディフレクションから決勝ゴールを奪われ、まさかの黒星スタート
U-24韓国代表は22日、東京五輪のグループリーグ初戦でニュージーランドに0-1と敗れた。シュート数12対2と、ボール保持率でも63%対37%と圧倒しながらも黒星発進となり、母国メディアは「ベスト8に赤信号」と伝えている。
キム・ハクボク監督率いる韓国はグループBでニュージーランド、ホンジュラス、ルーマニアと同居し、22日の初戦でニュージーランドと対戦。オーバーエイジ枠のFWファン・ウィジョ、スペインのバレンシアに所属するMFイ・ガンインらを揃え、立ち上がりからボールを保持し相手ゴールに迫ったものの、スコアレスのまま前半を終える。
後半も形勢は変わらなかったが同31分、ニュージーランドにワンチャンスをものにされる。自陣ゴール前でミドルシュートを撃たれ、そのボールが韓国のDFチョン・テウクに当たったこぼれ球を拾ったFWウッド・クリスが右足でフィニッシュ。最初はオフサイドと判定されたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によりゴールと認められた。
この1点により、格下相手にまさかの初戦敗戦となった韓国。その後の試合でルーマニアがホンジュラスに1-0で勝利し、母国メディアは焦りを滲ませている。
韓国紙「東亜日報」は「初勝利を狙った韓国、ニュージーランドに0-1衝撃負け。ベスト8に赤信号」と見出しを打ち、「最悪の出発だった。キム・ハクボク監督率いる代表チームが、初勝利の生け贄とみなしたニュージーランドに衝撃の敗北を喫した。韓国はベスト8に望みをつなぐためには25日のルーマニア戦で勝利が必要だ」と報じた。
韓国にとっては、次戦のルーマニア戦が運命の分かれ道となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1