日本、南アフリカとの五輪初戦は緊迫の攻防 三好が決定機も生かせず、0-0で勝負の後半へ
勝利必須のグループリーグ初戦、日本が押し込むもゴールをこじ開けられず
U-24日本代表が22日、東京五輪グループリーグ初戦の南アフリカ戦に臨み、相手を押し込みながらも前半を0-0で折り返した。
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1968年メキシコ五輪以来、53年ぶりのメダル獲得を目指す開催国の日本は、グループAで南アフリカ、メキシコ、フランスと同居。初戦開催にあたっては南アフリカの選手2人とスタッフ1人の新型コロナウイルス陽性が判明し、開催可否が問題に。競技開始の6時間前を目安に実施した濃厚接触者へのPCR検査が陰性なら出場できるという条件のなか、大会組織委員会により予定通り開催すると発表された。
日本は先発メンバーにMF堂安律、MF久保建英らのほか、オーバーエイジのDF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航の3人が順当に名を連ねた一方、DF冨安健洋、MF三笘薫がメンバー外に。17日に行われた国際親善試合のU-24スペイン代表戦(1-1)からスタメン3人を変更して、勝利が求められる初戦に臨んだ。
無観客の東京スタジアムでキックオフした試合は、緊張感が伝わってくるような立ち上がりに。前半5分、敵陣ペナルティーエリア手前で遠藤が素早く切り替えてボールを奪うと、FW林大地が倒され絶好の位置でFKを獲得。これを久保が左足で狙うが、これは相手の壁に阻まれた。
その後も良い形でボールを奪いながら、日本が攻撃を仕掛ける展開が続く。同15分には、左サイドのDF中山雄太のクロスがファーサイドに流れると久保が足下に収める。落ち着いて切り返して左足を振り抜くも、シュートは枠の右に外れた。さらに同20分、堂安のスルーパスに反応した久保がペナルティーエリア内で倒されるが笛は吹かれなかった。
次第に日本がボールを保持し、南アフリカが自陣に人数をかける展開となり試合は膠着。攻撃の糸口をつかみたい日本は、サイドを使ってクロスを供給するも相手の中央の守備を崩せず。同32分には林が中央でシュートも相手GKロンウェン・ウィリアムズがセーブ、直後には相手のミスからMF三好康児が決定機を迎えるも、左足のシュートは再び相手GKに防がれた。
さらに同34分には堂安のクロスから林が押し込みネットを揺らすが、オフサイドの判定でノーゴール。日本が押し込みながらも、このまま前半を0-0で終えた。グループリーグ突破のためには勝ち点3が欲しい初戦だけに、森保一監督が後半、どのような策を講じてくるか注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)