ブラジル代表38歳DFがCAに変身? 東京行きフライトで“機内放送”担当に海外注目
日本行きの機内でD・アウベスがCAの代わりに機内放送を行い、チームを先導
東京五輪男子サッカーが、新型コロナウイルスの影響による1年の延期を経て7月22日に開幕した。優勝候補の一角であるブラジル代表も先週末に現地入りしたが、日本へ向かう機内での動画で、オーバーエイジ枠(OA)でメンバーに選ばれているDFダニエウ・アウベスのある行動が話題になっていると海外メディアが注目している。
2016年のリオ五輪で自国優勝を果たしたブラジルは、東京五輪で大会2連覇を目指す。メンバーにはプレミアリーグのエバートンで活躍しているFWリシャルリソンや、強豪アーセナルに所属するFWガブリエル・マルティネッリ、さらにはバルセロナでリーガ・エスパニョーラ優勝6回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、UEFAスーパーカップ、クラブワールドカップを各3回制覇するなど、数々のトロフィーをチームにもたらしたDFダニエウ・アウベスがOAで選ばれている。
そんななか、ブラジルサッカー連盟が撮影したフライト動画の中で、アウベスの行動が話題となっている。飛行機に乗り込んだチームの前で、ネクタイを着けたアウベスはキャビンアテンダントの代わりに救命器具の使い方などを説明しているのだ。
スペイン紙「マルカ」は「アウベスが客室乗務員に扮して機内放送を引き継ぐ」と見出しを打ち、「長距離フライトはほとんどの人にとって退屈かつ困難であり、自己娯楽が必要である。しかし、元バルセロナのスターであるアウベスが東京行きのフライトで行ったように楽しむのは滅多にない。アウベスはキャプテンとしてチームを先導しており、予想外だったのは、彼がチームの中で重要な役割を果たすということだ」とアウベスの存在の重要性について言及している。
38歳になったアウベスだが、若手が多いなかで率先して盛り上げ役をこなしているようだ。アウベスにとって初のオリンピックで、彼なりに楽しんでいるのかもしれない。チームの雰囲気も良く、準備は万端といった様子。ブラジルは22日にドイツ、25日にコートジボワール、28日にサウジアラビアと対戦する。