スウェーデン女子、優勝候補撃破に対戦国紙も脱帽 「米国サッカーを唖然とさせる」

スウェーデンは優勝候補のアメリカ代表に3-0で勝利【写真:AP】
スウェーデンは優勝候補のアメリカ代表に3-0で勝利【写真:AP】

ブラックステニウスが2点、フルティグが貴重な追加点を決めてスウェーデンが3-0勝利

 東京五輪の女子サッカー競技は21日に開幕。FIFAランク5位のスウェーデンは、グループリーグ初戦で優勝候補のアメリカ(同1位)に3-0と快勝した。対戦国メディアも「アメリカサッカーを唖然とさせる」と報じている。

 国際Aマッチ70得点以上を記録しているFWアレックス・モーガンらが先発したアメリカだったが、前半25分にサイドからのクロスを押し込まれてスウェーデンが先制。スウェーデンはその後、後半9分にFWスティーナ・ブラックステニウスにこの日2点目、さらに同27分には途中出場のFWリナ・フルティグが豪快なヘディング弾を決め、3-0と白星スタートを切った。

 米スポーツ専門チャンネル「NBCスポーツ」によれば、アメリカは44戦無敗がこれでストップし、2019年にヴラトコ・アンドノフスキ監督が就任して24戦目で初黒星。金メダル獲得を目指すうえでは手痛い初戦となった。

 米紙「ニューヨーク・タイムズ」は、「スウェーデンはアメリカサッカーを唖然とさせる」と見出しを打ち、「2016年のリオ五輪でアメリカを破ったスウェーデンは、最初から最後までアメリカを支配していた」と伝えた。

 記事によれば、後半19分から途中出場したアメリカのMFメーガン・ラピーノは試合後、「これが望んでいた結果か? ノー。スウェーデンにフラストレーションを溜めさせられた」と悔しさを滲ませていたという。

 2016年のリオ五輪で銀メダルだったスウェーデンは、アメリカ撃破で初の大会優勝に向けて勢いに乗るかもしれない。

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