九州を、熊本を勇気付けたい 浦和MF梅崎と鳥栖GK林がJ史上初のホーム&アウェー共同で被災者100人招待
29日のベアスタでの公式戦で実施
浦和レッズMF梅崎司とサガン鳥栖のGK林彰洋の2人が合同で29日の鳥栖対浦和戦(ベアスタ)に熊本地震の被災者100名を招待することが明らかになった。ホームとアウェー両クラブの選手による合同招待はJリーグ史上初の試みになる。
長崎出身で大分トリニータの下部組織からプロに昇格した梅崎と、九州の鳥栖所属の林は「梅崎司・林彰洋 熊本地震による被災者のサッカー観戦招待」を企画。熊本地震による被災者100名をスタジアムに招待する。梅崎は27日、トレーニング後に九州への熱い思いを話した。
「今回、熊本で大きな震災がありましたが、東日本大震災の時は何もできませんでした。生まれ育った九州で、自分にできることを考えた時に、サッカー人としてサッカーで伝えることができるのではないかと考えました。少しでも子どもたちや被災した方に勇気や元気を与えられるプレーを見せられればと思います。鳥栖の林選手はU-18の時から一緒にプレーしていますが、その思いに賛同してくれて、両方のクラブ同士も協力してくれたことで実現しました」
浦和は25日のFCソウル戦で120分プラスPK戦までもつれ込んだ激闘の末に敗れた。梅崎は途中出場ながら延長後半にはFW李忠成の勝ち越しゴールをアシストする活躍を見せたが、そのゲームにも秘める思いがあったという。
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